今日印象的な夢を見ました。
6つ上の兄が出てくる夢です。
兄は何かに怒っていて、一通り大声で文句を言った後、「俺は今から旅に行く!人生を楽しみ尽くしてやる!」と言うのです。
「わかったよ、行ってらっしゃい。でも困ったことがあったら戻っておいでよ。
電話番号メモっておくから、無くさないでよー!」と言って送り出す夢です。
その兄は4年前に亡くなっています。
兄は問題のある人物でした。家庭的にも社会的にも。
幼い頃からその片鱗を感じていたのでわたしは兄のことが苦手で嫌いでした。
大人になってからもあまり仲良くはできず、話しかけられたら返事をするくらいの関係でした。
そういえば悩みを相談されたことがありました。両親についてのことだったけど、ほとんど愚痴のような内容でした。
その時はお互いすっかり大人になっていたので
「まずは屋根があって、ご飯があって、勉強もさせてもらって大人になれたことに目を向けて感謝したら。気に入らないなら親のすねかじるのよしたら。あなたは大人で、もう自分の選択で自分の人生を生きられるんだからそんな昔のことにこだわっても全然いいことないと思うんだけど。」と共感0正論100な返事をしたと思います。
優しくないですよね。今なら分かります。
兄が亡くなった時は、悲しみも涙もなく、あぁこれでもうトラブルが起きない!振り回されない!これで娘に影響が及ぶことはない!と思って正直ホッとしました。
1度、そのことをひとに話したら「どうしたらそんな感情になるの?全然理解できないよ。」と言われて受け入れられないんだなぁと分かりました。
だからそれ以降はひとには話さないことにして、時々、1人で兄のことを考えていました。
彼は可哀想だったのかな、
どうしてあげたらよかったのかな、
共感くらいしてあげればよかったかな、
だけど価値観が違いすぎたよなぁぁぁぁ、
話したい時は連絡してねと伝えればよかったかなぁ、
まあ連絡先も知らなかったけど、、、なんてぐるぐるぐるぐる。
いつも答えが出ないで終わっていたので、夢の中でも兄の話を聞いて、共感して、もどってきてもいいよ、連絡してねと言えたことで何年ももやもやしていた気持ちがなんとなくスッキリしました。勝手に都合のいいように解釈しちゃっていますが。
わたしはスピリチュアルなものをあまり信じていないので、夢の中の兄が元気そうだったから成仏したんだ。なんてことは思いません。
ただ、こうやって夢でその時できなかった対応のやり直しをして、こころの中のどうにもできなかった問題を整理しながら生きていくのだなぁと感じました。
因みに2年前にも夢に出てきています。
その時は海の近くを歩いていたら、真っ黒に日焼けして痩せてヒゲボーボーのワイルド化した兄が「よ!」と言って元気な笑顔で登場しました。
「え?元気そうだね。でも前会った時は死んでたよね。どゆこと?」と言葉もえらばずに尋ねると、あははと快活に笑って「どう見えるー?これが答えだ!!!」と言って走ってどこかにいってしまう夢でした。
その時は、は?え?なに?!と、焦って驚いて飛び起きました。実は生きてて、どこか外国にいるんじゃないかと真剣に考えたりしました。
今まで、兄について気持ちの整理がついていなかったので、きょうだいについて聞かれたら「ひとりっこです」とうそをいったり、「兄がいます🤢」と答えておかしな空気を作ってしまっていたけど、次回からは普通に答えられそうです。
毎回夢に出てくるときは「旅」がキーワードになっていることに気づきました。
なんでだろう、いつも急にいなくなったり急に現れたりしていたからかしら。寅さんのように。なんでだろう。
今日はここまで、よくがんばりました。