今までもらった中で1番嬉しかったもので思いつくのは、同じマンションに住んでるママ友からもらった親子丼の具です。
当時仕事復帰したてで、ただでさえヘトヘトなところに新しい業務が加わって、遠くまで出かけたり、接する人も多くなって、げっそりとすり減る毎日でした。
仕事の後は保育園にお迎え、帰ったら0歳の娘を床に座らせてハイハインを持たせ、ビールを一気飲みしてお腹を満たしてから娘の夕飯作り、お風呂、寝かしつけ。
そのあと自分の食事をつくって食べる、疲れて倒れて寝る。という荒れた生活をしていました。夫の存在感が全然ないけど、当時の夫の記憶も全くないんです。。。
そんなときたまたま、元気ー?おさがりいるー?という連絡をくれたママ友に最近の生活を話したところ
「そんなふうにビール飲んだらダメ!おにぎりを買ってくるか冷凍するかしといて帰ってきたらそれをたべなよ。最低でもおせんべいにして!」と心配8割&説教2割をされました。久しぶりに叱られてちょっと衝撃だったのを覚えています。
その翌日の夕方、彼女が「心配だからつくったよー」と持ってきてくれたのが親子丼の具でした😭
突然でびっくりしたけどありがたくご飯の上にのっけていただきました。
ちょっと濃いめの味付けで、しめじがはいった親子丼。あの時の親子丼の全部を忘れられないくらい覚えています。泣きそうになりながら食べました。
もともと友達だったわけではないし、越してきて1年足らずで、子供の年齢も違うのに、こんな親切な人がいるのかー!!!とびっくりしたものです。
彼女とは今もお付き合いさせてもらっています。全然カラーが違うのに子供同士も仲良しです。
まえおきが長苦なりましたが。
そんな彼女と昨日久しぶり話をしました。
昨日の愚痴のことを話してみました。
彼女も同じような出来事の経験者でした。
「幼稚園の先生曰く、こどもは園でのいろんな経験のなかで嫌だったことを特に強く記憶していて、楽しかったことなんか1つもなかったみたいに嫌だったことだけを話すらしいよ。
仲良くした話も時々しているということは、嫌な事もあるけど楽しい事もたくさんあるんじゃないかなぁ。」と教えてくれました。
「それにしても2時間は長いね!だいぶ溜まってるのかなぁ、可哀想ね。」とも。
それすごく納得!!と思いました。
というのも、我が家では寝る前に今日のよかったことを3〜6個話すのを習慣にしているのですが、たくさんあるはずのよかったことがなかなか出てこなくて、わたしが言った言葉(さっき食べたアイスがおいしかった!)とかに私も!それ!と乗っかってくることが多いです。
アイスが美味しいのが当たり前、自分は幸せで当たり前と思っているのでしょうか。
はたまた、大人よりもずいぶん長く感じる1日の中で嫌だったことを何度も何度も思い出しているから記憶に定着しているのでしょうか。
どちらにしても彼女の生活は彼女が語るよりも悪いことは少なく、楽しいことが多いんじゃないかなと思って少しホッとしています。
とはいえ、娘は「小学校もあの子と一緒かぁ」と年中の今から憂鬱になっているのでこれからも必要なときは話を聞いて、できるだけ明るく「そういうことってよくあるよー!大丈夫!次行こー!」と言える母でありたいなと思っています。
今日はここまで、よくがんばりました。