わたしには尊敬しているママ友がいます。
彼女は人事部で採用や新卒新入社員の教育をしているそうです。
常に冷静で、洞察力に優れ、悩みがある人からは優しく話を引き出して、話し手の考えがスッキリまとまるように話しを進めていく様が見事で、近くでみていてすごい人だなぁと思います。
前に仕事の話をした時に、「上位2割と下位2割は良くも悪くも目立って、キャラも立ってて上手くやっていく子が多いから安心してる。なんでもそつなくこなす真ん中6割のいい子たちが心配なの。手助けが必要でも言い出せない子が多いから気にしてよく見るし声をかけるようにしてるよ。」と人材育成の心得を教えてもらいました。
はぁ〜なるほど。これってどこでも当てはまるなぁと思います。
こんな人がいる会社で働きたい人生でした。
うちの娘は今のところ6割タイプです。
揶揄われて傷ついても、困ったことがあっても、泣くのを我慢して黙っているので元気な男の子の対応に忙しい担任の先生は気づいていないようです。
家に帰ってきてしょんぼりするくらいなら大きい声で訴えなよー!!と母はヤキモキしています。娘は自分が泣いて、忙しい先生がもっと忙しくなるのが嫌だそうです。まさしく6割。
毎日いろんなことをぼやいているけど、ちょっとひどいなと思ったのは、給食ででたシャケの骨をお皿のはしによけていたら、「保育園では食べるんだよ!」「そうだよ、◯◯ちゃんが正しい!」と言って同じテーブルの子みんなでシャケの骨を食べさせようとした話です。わたしはシャケの骨食べたくないの〜でもわかってくれないの〜と半泣きで訴えるのです。
こどもの話を100%鵜呑みにはできないけれど、困っているのは充分伝わったのでどうしたもんかな考えていました。
が、今日、救世主が登場しました!!!
今日の給食の写真が貼ってある掲示板を見ていたらおかずがシャケでした。
今日はどうだったー?と聞いたら「また骨食べてって言われたから、ママに聞いてみるねって言ったんだー。」と言うので困ったね〜😔と話していたら、「あら〜〇〇ちゃん!そんな顔してどうしたのー?」と園長先生が通りすがりに声をかけてくれました。
娘に了解を得て事情を話すと「え?その子たちは骨をどうしてるの?」と園長先生。
みんな骨も食べてたよ。と娘が答えると、「◯◯ちゃん、シャケの骨は硬いから食べなくていいのよ、喉に刺さっちゃうよ〜園長先生も食べないよ。お友達にも食べちゃダメよって教えてあげてね。もしまだ食べるんだよって言うなら園長先生が食べなくていいって言った!!って言ってみて!」
娘はちょっと晴れやかな顔でおうちに帰りました。
もう年中だし、担任の先生は自分で解決してねのスタイルですが、よってたかって無理なこと言われたらしんどいし、一人っ子で言い返しバリエーションの少ない娘には太刀打ちできないんだろうなぁ。
たまにはキレてみせるとか、鋭く言い返すとか、先生を呼んで間に入ってもらうとか、先生に言いつけるとか、勝手に家に帰ろうとするとか、なんでもいいから表現してみたら、6割から飛び出してみたら、いいのになぁと思ってしまいます。
連絡帳に書いてと言ってくれたら書くし先生にも話すのに、彼女は今のところまだ頑張るつもりらしいのでわたしは愚痴聞き担当に徹します。
だけど、こどもってどうして他人のことにいちいち口出しするんだろう。自分もそうだった気がするけど。
今日はここまで、よくがんばりました!